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信じられない男たち

ネット上で出会った男性との出来事をノンフィクションで書き綴る暴露ブログ

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ギルドを抜けるにあたり、目標だった自分のGを立ち上げた。
立ち上げにあたり、そのギルドに私が誘ったうちの数人が移籍してきた。
だが1ギルドでやっていくには限界がある。

気が合う、プレイスタイルを共感できるギルドとの同盟を目標に色々なギルドマスターへの交渉などもしていた。
だが状況は思わしくなかった。

そんなとき、抜けたギルドの同盟ギルドからお誘いを受け、VCに遊びに行った時のことだ。
ギルドの調子はどうかと聞かれ、同盟探しが思うように行かない と漏らしたら、そのギルドから提案があった。

うちが移籍するから一緒にやらないか。 と。

そのギルドのメンバーとは以前から仲良くしていたし、気の合う仲間という感じで、とてもありがたい申し出だった。
だが、ひどい仕打ちをされたとはいえ、義理もある。

大変うれしい話だけど義理もあるので・・・とお断りしたところ、
別にこの同盟にいたくているわけでもないから、全然かまわない。 と言われた。

そこまで言われてはこちらも断る理由もない。
申し出を受け、ありがたく同盟を組ませてもらうことにした。

同盟を抜けるときに何か聞かれたのかと尋ねると、とくになにも聞かれなかったから答えなかった と言っていた。

私は同盟結成のことを当時書いていたそのゲームのブログに書き、ようやく本格的に始動といったところだった。

その数日後のことだ。
ずっと立ち上がらなかった彼のメッセが突然オンラインになった。
そしてこう送られてきたのだ。

「色々思うところがあったけど、すべて水に流すことにした」 と。

最初は何のことだか全く分からなかった。
話を聞いていくうちに彼の言い分はこう伝わってきた。

「あんなによくしてやっていたのに引き抜きをした。引き抜くなら引き抜くで事前に挨拶くらいしてこい。許せなかったけれど許してやることにした」と。

状況からいって、引き抜いたと思われるのは仕方がない。
だが、私がそのギルドを抜ける原因を作ったのはその彼の心ない行動が原因だったのではないのか。

彼はそのことにはまったく触れず、私を一方的に悪者にし、そして偉そうに「許す」といってきたのだ。

よっぽど彼にされたことを私がどう思ったのか、その場でぶちまけようと思った。
でも、きっと彼には言ってもムダだろうと思った。

なぜなら、その同盟のギルドにギルドバトルのゲストで呼ばれたときに「ねこもえげつないことするよね」と罵られたからだ。
きっと彼は私のことをそのように同盟全体に言っていたのだろう。

自分の非はなかったと思いこみ、相手だけを責める人間に、なにを言っても無駄に決まっている。

私は黙って話を聞き、
「言い分は分かりました。ですが私から言うべきことでもないと思ったので、事前に連絡はしませんでした」
と回答した。

彼はふに落ちないようすだったが、これ以上彼と話をする気にはなれなかった。
その後ゲーム内でも何度か顔を合わせたが、彼は挨拶もそこそこに私から逃げるように去っていくばかりだった。


あれから数年がたったが、いまだ彼のメッセンジャーはオフラインのままである。
 

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約束だった水族館へ行き、食事をして駅で別れ、家に戻った。

数時間後、彼も家に到着したらしく、メッセがオンラインになったので、2日間のお礼を改めて伝えた。

恋愛感情などはすっかりなくなっていたが、これからも友人として仲良くしていけたら と思っていた。


ところが、翌日からメッセンジャーが立ち上がらなくなった。
それまでは毎日のように会話をしていたのに。

さらに彼は、ゲーム内でも私を避けるようになった。
それまではダンジョンなどにもよくいっしょにいっていたのに。

誘ってもあいまいな返事で断られ続けた。

ネットゲームにおいて、ギルドマスターに避けられる というのは割とつらいことだと思う。
ましてやリアルで会った後にあからさまに私を避けているのだ。

最初は気付かないふりをした。
だがそれも長くは続けられなかった。

居心地のいいギルドだっただけに、抜けるのは正直とても嫌だった。
だが、どうしても耐えられそうになかった。

リアルで彼と会ってから1か月後、私はギルドを抜ける決心をした。
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二人で会うことを承諾し、会う約束の日程も決めた。

こちらに遊びに来るということで、遠方でもあるので、泊まりで来るといった。
夜お酒を飲むこともあり、一緒に泊まることになった。

いい年の男女が一緒の部屋に泊まるのだ。なにがあってもおかしくはない。

「我慢できなかったら手を出しちゃうかも・・・」などと冗談で言う彼に、
「責任とってくれるなら別にかまわないけど?」と返事をした。

会話は常に冗談と本気を行き来しているように感じた。
その会話をとても楽しく感じていた気がする。

会う日が近づき、やはり写メを送ったほうがいいのか と聞いてみた。

すると彼は
「送りたければ送ってもいいけど、どちらでもいい」と答えた。

結局、当日までお互いの顔を知らない状態で会うことになった。

会う場所は泊まるビジネスホテルの部屋で ということになり、約束の日の夕方、ドキドキしながら部屋にいった。

呼び鈴を鳴らしたが出てこない。
不安になりつつも、一度ロビーに引き返そうとしたところで、彼と遭遇した。

そして、驚いた顔のまま彼が言った最初の一言は

「丸いよ!!!」 

・・・・・・・・

確かに、私は太っているので、言われるのはしょうがない。
だが、初対面の一言目が「初めまして」でも「よろしく」でもなく「丸いよ」なのだ。
会う前から散々言ってあっただけに、少なからずショックは受けたものの、冗談で受け流し、食事に向かった。

彼は食事の間もずっと
「ここまでひどいとは思わなかった」
「それにしても・・・・」と言い続け、私をあまり見ようとはしなかったように思う。

最初のうちはこちらも冗談で切り返していたものの、だんだんと不愉快な思いを隠せなくなっていった。

その場で帰りたくなってきたが、約束は2日だ。
今後のゲームでの関係もあるし、せめて2日間は楽しく過ごそうと明るくふるまった。

食事をし、カラオケに行き、部屋に戻り、交代でシャワーを浴び眠ることにした。

お互い、あまり眠れないまま朝を迎えた。

翌日、彼は「やっぱ今日帰ることにする」と私に告げた。
約束は2泊だった。
よほど私といることがいやなのだろうと思ったが、なにも言わず明るくふるまうしかなかった。
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最初は「オフ会しようよ」という誘いだった。

だが私はネットで知り合った人とリアルで会うことは基本的に考えたことがなかった。

アバターを通じて知り合い、ゲーム内での相手のことしか知らないのに、なにを話せばいいのかわからない。
そして何より、不特定多数の人間に自分を知られることがとても怖かった。

誘いを断り続ける私に、彼は
「じゃあ二人オフしようか」と言いだした。

彼の態度から、彼が私に少なからず恋愛感情を持っていたことは分かっていたし、私も彼に少なからず好意を抱いていた。

だからこそ、嘘つき男の時のようなことがあったら、今のいい関係が終わってしまう。それがとても嫌だった。

私は彼に、嘘つき男との出来事を打ち明けた。

当然のように彼は「そいつはひどいな。男として最低だな。」と言った。

「自分なら絶対そんなことないけどな。見た目とか関係ないし」とも。

だが、会う前は誰もがそう言うのだ。
嘘つき男の件がすっかりトラウマになってしまっていた私は、それでも断り続けていた。

会ってカッガリされたくない。
そういい続ける私に、ある日彼がこう言ったのだ。

「ガッカリっていうのは、相手に対して過剰な期待があるからガッカリするんでしょ?
 ボクは君に対して過剰な期待なんてしていないからガッカリすることなんてないと思うよ?」

思えばひどい扱いの気もするが、その言葉を聞いて、その時の私は気が楽になったのだ。

そうか・・・考えすぎなのかもしれない。純粋に友達として会おうと彼は言っているのだろう、と。

数日考えたが、彼に会ってみたい という気持ちが芽生えていたこともあり、彼の言葉を信じ、二人でなら会ってもいいと返事をしたのだった。
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それから数カ月が経過し、私は自分でギルドを設立するために、色々なギルドを見てみたいという理由から、さまざまなギルドを放浪していた。
(そのころには自宅でゲームができる環境になっていた)

PvPの経験がまったくなかったので、それを学ぶためでもあった。

一緒に遊んでいた友達のギルドにお世話になることが多かった。


そのゲームでは同盟システムがあり、最大で10個のギルドが同盟を結ぶことができた。
私が入ったギルドは同盟ギルドも8個くらいあり、その同盟主になっていたギルドだった。
それまで小さなギルドにしか所属したことがなかった私にとって、そのギルドでの日々は楽しいものだった。


ギルドに所属するようになって数週間がすぎたある日のことだ。

年末に、同盟メンバー全員に向けて、彼が年賀状を送るから欲しい人は住所と名前を自分に教えてくれと言った。
数人が彼に連絡先を教えていたようだった。
私も迷ったが、多数の人間を統括している人望のある人だし、悪用される心配もないだろうと、住所と本名を明かした。

もらったら返さなくては、と彼の名前と連絡先も聞いた。

そのことがきっかけで、メッセのアドレスも交換し、ゲームにログインしていないときでも、メッセンジャーを通して連絡をとりあうようになった。

何時間も彼とチャットをする日々。彼との会話はとても楽しく、いろんなことを教えてもらった。
お気に入りの映画を送ってくれ、それを同時に見て感想を言い合ったりもしていた。

一緒に時間を過ごすことで、彼との関係はどんどん親密なものになっていっていたかのように思えた。

そして新密度が増していくにつれ、リアルで会いたいということを遠まわしに言ってくるようになった。


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